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 下僕のあれこれ 


ちゃんす・チッチ・くろじ



 猫はえらい! 




猫と言う存在がとてもえらいと感じるときがあります。

人間なんかより、本当はよっぽど悟りを開いていて、尊敬に値する存在なのではないかと、問いただしたくなる時があるのです。

だって、チャンスは、くろじにむかって「俺には、長〜くてかっこいいシッポがあるし、アメリカンショートヘアという血統があって氏素性がはっきりしているんだ」なんて、自慢したりしない。

くろじはくろじで、「なんでオイラは曲がった短いシッポで、チャンスみたいに長〜くてかっこいいシッポがないんだ」と、誰かと比べて愚痴も言わない。

下僕は、自慢話も愚痴も、言う人も聞かされるのも大嫌いなのだ。

誰かと比較して、自慢したり愚痴ったりせず、あるがままの存在を受け入れ、あるがままの存在と付き合えるのは、言葉が話せなかったりする分、シンプルで羨ましいのだ。

自慢話も愚痴も、話す人に対して周りの人の反応は一貫しているように思う。「あ〜、また始まった」程度だ。

この人と話したら楽しいとか、また話を聞きたいなんて、その人との時間を楽しみにするような奇特な人にはまず、お目にかかったことがない。

なのに、なぜ自慢や愚痴を言うのをやめられないのだろう。

下僕は、自慢や愚痴を聞かされる時間が嫌で堪らず、そんな時間があるなら昼寝でもしているほうが、よっぽど有意義だと思っている。

それに加えて、下僕は他人に体を触られるのが大嫌いだ。

腕を触ってきたり、背中を叩いてきたり、相手にとっては、スキンシップのつもりなのだろうが、大嫌いだ。

触られたとたん、頭の中がその事でいっぱいになって「気持ち悪さ」で話をされても上の空になってしまうのだ。

くろじにしても、チャンスやチッチにしても、撫でられると気持ちよさそうに喉をゴロゴロ鳴らしてくれる。

人に撫でられると気持ちよいのだろうか?嫌、そこは相思相愛の愛情表現で、お互いに撫でる、撫でられるという行為に嫌悪感がないからだ。

くろじは、撫でられたくないときに無理強いすると「インニャー」と噛みつかれます。

やっぱり、そこは相手にも感情があり、相手の気持ちを尊重するという事が大切なのでしょう。

相手の嫌がる気持ちを無視して、触っても、スキンシップどころか嫌われる原因でしかなくなる。

もし、くろじに対して、くろじが本気で嫌だと意思表示しているのに、くろじの意思など無視してたら、どんなに下僕がくろじをかわいいと思っていても、くろじは下僕に近づかなくなることは必死で、自然の流れだと思う。

下僕は、恋人やパートナー、チャンスやチッチ、くろじ以外の他人には、一切体に触られたくない人間です。

下僕は、チャンスやチッチのように、そんな気分じゃなくても、撫でられるとおざなりに喉をゴロゴロ鳴らすというような対応を人間関係の中で築こうとすら思っていません。

だから、人と会うときはなるべく距離を保とうとします。触られない距離を。

よくある、手をつないだり、腕をベタベタ触ったり、背中を叩く、触るなど、「体を触られるのは一切嫌いです」と意思表示していても、触ってくる人は、結局は下僕の気持ちなどどうでもよいのだと思います。

自慢話も愚痴も、相手が嫌がっているかなんてどうでもいいことで、自分が言いたい事を無理やり相手に聞かせているだけ。

やっぱり、そこは人間関係、主従関係ではなないのだから、他の人の気持ちを顧みない方とは、人間関係の未来はありません。

だから、爆睡しているチャンスを下僕が撫でくり回しても、必ず喉をゴロゴロ言わせて喜んでくれる大人なチャンスは本当にえらいと思うのです。
     



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