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  我が家の チッチ 


ちゃんす・チッチ・くろじ



 金縛りの理由 




 チッチはとても寒がりです。人の膝の上が大好きで、座っているときにチッチと目が
 合うと、「えっ?膝の上空いてる?」と、そそくさとやってきます。

 でも、チッチは、結構な体重があるので、膝が痛くなる上に、どいてと言うまで意地
 でも動かないので、その内に、下僕のお尻が痛くなって我慢できずに、ごめんねと
 言いながらよけてもらうことになります。

 最近はそれでも、年齢を重ねたせいか、くろじの遊びに付き合うせいか、少し
 ダイエットに成功したと思っているのですが、他人から見るとやっぱりデブだと言われ
 るチッチです。

 そんなチッチは、ここ最近の冷え込みが我慢ならないようです。

 チッチ的には、「どうにかしてよ!さむい!」なのでしょう。

 毎晩、下僕が熟睡している夜中に、冷えた体で下僕で暖を取ろうとあしげく通って
 くるのです!

 熟睡している時に、布団の中にいれてと、肩口でアピールするのは、まだ我慢で
 きます。

 そのまま、布団の中に入って腕枕を要求して、チッチの気に入る姿勢ができるまで、
 半分寝たまま布団をあげているのも、まだ我慢できます。

 やっと、チッチの寝る姿勢が決まって布団を上げている手を下ろすことができたと
 思った瞬間、4ッの冷め切った肉球を下僕に押し当てて暖めようとするのも、チッチ
 の生活の知恵だろうと思えます。

 熟睡している下僕が、起きないとき、下僕の喉元を踏みつけ、息が詰まって「ゲボゲ
 ボ」となって起きたり、顔を踏みつけられたり、鼻を肉球で引っ張られたりして起こされ
 ることも我慢します。

 でも、許して欲しいことがあります。

 それは、下僕が必死になって、布団をあげて中に招き入れているのに、散々布団の
 中を動いた挙句に、鼻を「フンッ」と鳴らして出て行き、寝ている下僕の肩に乗っか
 り、喉の上に踏ん反り返って伸び伸びと寝るのだけはやめてほしいのです。

 寝返りが打てない上、息苦しいはで、長時間そのまま寝られると、下僕の背中から
 骨盤にかけてとても鈍い痛みが走るのです。

 疲れて寝た時などは、まさに悪夢を見た挙句、金縛りだと信じてしまいます。

 人間も、寝返りをしなくてはならないのです。

 チッチは、下僕の喉の上で好きなように寝返りをしますが、肩から喉にかけて、
 チッチの全体重で押さえつけられている下僕は寝返りがうてません。

 背骨が悲鳴を上げて、無理矢理にチッチをどかしても、体を動かしている下僕を
 枕元で冷ややかな目でチッチは見つめ、すぐさま元の位置に戻って当然のごとく
 寝はじめます。

 なので下僕は最近寝不足です。

 チッチは寒がりなので、熱がある具合の悪い人が大好きです。

 理由は簡単で、他の人より暖かいからです。

 昔、友人が具合が悪くなり、下僕の部屋で仮眠をとっていると、チッチがその友人に
 くっついて寝始めたのです。

 友人は、ひどく感激して「チッチはなんて優しい猫なの!具合の悪い私にずっと
 添い寝してくれてたのよ!」などと、感動してたのですが、下僕には真実を伝える
 事ができませんでした。

 ちなみに、下僕は、平均体温が高く36.8から37度位あります。

 あくまでも、自分の寒さ対策に余念のないチッチには、執念さえ感じる
 今日この頃です。
        



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